マイクロソフトを「卒業」した後、私は東京に残り、マイクロソフト時代の同僚で、友人でもある一人と、ユーザー体験コンサルティングのスタートアップを立ち上げるという道を選びました。2018年2月、私たちは「Transmethod UX Consulting」を正式に共同創業しました。以下は、2018年から2020年にかけての会社の姿です。
二人合わせて35年を超えるUXの実務経験がありました。ウェブサイト、モバイルアプリ、社内外のオムニチャネルといったさまざまなデジタルプラットフォームを手がけ、サイトやアプリケーションの監査も行いました。複雑なユーザー課題を解きながらビジネス目標とのバランスを取り、心をつかむユーザー体験をつくり上げる。そうやって企業を支えることが、私たちの仕事でした。
その取り組みは日本企業にもグローバル企業にも広がり、より良いユーザー体験を通じて製品やサービスの向上を支えました。この戦略的アプローチは、日本市場と米国市場の双方での成功につながりました。
Transmethodらしさ
楽しく、俊敏で、柔軟。信頼できて、プロフェッショナルで、結果にこだわる。
UXとは?
ユーザー体験とは、ひとことで言えば、製品やサービスを使っているまさにその瞬間に、人がどう感じるかということです。その体験を通じて、人は意識的にも無意識的にも、その製品やサービスのあらゆる側面を吟味し、評価しています。
私たちの出発点にあったのは、優れたユーザー体験がビジネスの成功とブランド認知の向上に直結する、という考えでした。正しく実現できたとき、それはサービスや製品に対するエンドユーザー一人ひとりの満足感を大きく高めます。製品やサービスを楽しんでいる人は、使い続けたくなり、その体験を周りに伝えたくなるものです。
「経験を賢く使うなら、無駄な時間などひとつもない。」
——オーギュスト・ロダン

コンサルティングは、あらゆる案件の出発点でした。まずはブレインストーミングと踏み込んだ議論、そしてステークホルダーへのインタビューを重ね、共通のゴールに向けた確かなビジョンを築きました。私たちがクライアントのビジネスニーズを正確に理解し、クライアントにはユーザー体験がビジネス目標をどう支え、どう広げられるのかを理解してもらうためでした。
こうした議論をもとにカスタマージャーニーマップを作成し、サービスや製品が市場でどう機能しているか、どの要素がエンドユーザーに最も役立つのかを見きわめました。ターゲットユーザーとペルソナを定義することで、サービスや製品をよりユーザー中心の、より成功に近い着地点へと導きました。それが、戦略とソリューションを組み立てる土台になりました。

リサーチと分析に加えて、エンドユーザー、そしてクライアントとその顧客の視点をひとつに束ねてUX戦略を組み立てました。バリュープロポジションとサービスブループリントによってビジネス機会を明確にすることで、ビジネス戦略のプロセスをエンドユーザーの期待により深く沿わせることができました。
また、ビジネス上の制約や状況に対応しながら最も成功に近い戦略を実現するために、機能ロードマップを作成し、多様化するユーザーのニーズに応える明確で独自の方向性を示しました。
- UXビジネスモデル
- ユーザージャーニーマップ
- ビジュアルによるアイデア出し
- オムニチャネル支援
- サービスエコシステムモデル
- サービスロードマップ
「戦略計画の目的は、いま行動することにある。」
——ピーター・ドラッカー

ユーザーエンゲージメントを高めたり、コンバージョン率を引き上げたりする解決策を見つけることは、決して簡単ではありませんでした。私たちはリサーチ、ヒューリスティック分析と競合分析、サイト/アプリケーションとコンテンツの監査、定量調査、その他の指標分析を通じて、その難しさを実行可能なソリューションへと変えていきました。
単純に見える問題が、そのとおりとは限りませんでした。多くの場合、適切なソリューションロードマップを実行することで、効果的な打ち手を見いだすことができました。デザインの変更だけでなく、ビジネス戦略、組織の状況、外部要因によるビジネス上の制約といった問題にも、案件ごとの込み入り具合に応じて個別に対応しました。
この全体を見渡すプロセスから生まれる短期・中期・長期のソリューションロードマップは、ビジネスや市場要因の変化に合わせて、すばやく調整することができました。
- ヒューリスティック評価
- ユーザビリティテスト
- ユーザーグループテスト
- 競合分析
- コンテンツ評価
- 定量分析
- ユーザージャーニーマップ
- ユーザーフロー
- プロトタイピング
- ソリューションロードマップ
「問題を正しく定義できれば、解決策はほとんど手に入ったも同然だ。」
——スティーブ・ジョブズ

UXデザインは、クライアントのビジネスとユーザーの期待が出会う場所でした。ブランディング、ビジュアルデザイン、ユーザビリティ、機能——そのすべてをまとめ上げて製品とサービスを統合していく。そこが要でした。
より満足度が高く、気の利いたユーザー体験を実現するために、想定されるユースケースやシナリオをプロトタイピングし、最も重要なユーザーフローを抽出しました。このプロセスによって、ビジネス目標をデータに基づくタスク分析やユーザビリティ分析と結びつけました。
こうした専門的で体系的なデータの積み上げを通じて、私たちのUXデザインは包括的なデザインシステムを構築し、サービスと製品のプラットフォームを横断する一貫性を生み出しました。
製品やサービスにビジュアルアイデンティティ、統一感、親しみやすさをもたらすことは、クライアントのエンドユーザーにとっての使いやすさにつながりました。テンプレートやガイドラインといったデザイン言語に関する成果物は、チーム全員に明確なビジョンと方向性を与え、開発の効率とスピードを高めました。
- UXデザインコンサルティング
- UX・UIデザイン
- 情報アーキテクチャ
- デザインガイドライン
- ユーザージャーニーマップ
- ユーザーフロー
- プロトタイピング
- フロントエンド開発
「良いデザインは高くつくと思うなら、悪いデザインの代償を見てみるといい。」
——ラルフ・スペス博士(ジャガー・ランドローバー最高経営責任者)
クライアント
秘密保持契約がありますので詳しくは書けませんが、当時のクライアントの一部をご紹介します。
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